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非正規ブログ

30代で無職になった契約社員の雑記

日本人は先進国イチの怠け者らしい

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 「日本人は先進国イチの怠け者か」という興味深い記事が出ていたので、無職の自分が思ったことを書いてみたいと思う。その記事はこちら。

 

 上の記事では「モーレツがそんなに悪いのか!」とキレ気味で始まっている。モーレツとは仕事に人生を捧げる人間を指す言葉だが、自分は「もーれつア太郎」しか知らない。

 社会にモーレツ社員が歓迎されなくなったのは事実で、誰もが知ってる大企業で過労自殺が起きたことで過重労働はますます嫌われている。

 そういう時代の流れに逆らってまでモーレツを推奨するような人間は時代遅れどころではない。時代に適応できてないだけの化石だ。

 モーレツ労働して周りの人間が付いてくるか確かめてみればよい。徹夜はこんなに楽しいよ。働くのは苦労じゃないよ。人生を仕事に捧げようよ。まずはお手本をみせてほしい。

 こういった労働絶対主義者に共通するのは押し付けがましい態度だ。経営者が言うのなら従うしかないが、雇い主でもないやつに言われても耳には入らない。

 第一、今まで働いてきて「もっと長時間労働しろ」なんて言ってくる人は一人もいなかった。だからこんな化石じみた記事が出てきたことに驚いている。

 バブルが崩壊して、技術が進歩して、モーレツ時代にできた仕事自体が無くなっている。今や仕事がロボットに奪われる時代が来るとまで言われている。

 最近、スーパーなどで「無人レジ」が導入されている。バーコードや商品の形を記憶させておき、レジにかざすと自動的に値段が出るというものだ。支払いも自動販売機のように入れるだけ。お釣りも出てくる。

 機械化が進むと販売員、レジ係、作業員などの仕事が無くなる。積み上げてきたレジ打ちのスキルも使えなくなる日が来る。

 「仕事がない」のと「仕事をしない」のは違う。日本の怠け者化が進んでいるというのなら、いっそ怠けても良い社会にすればいい。

 若者が仕事に人生を捧げないのは娯楽や価値観の多様化が挙げられるが、一番多い理由はおそらく「仕事が好きじゃない」からだろう。

 仕事なんて苦しくて当たり前、楽な仕事なんてどこにもない。嫌なら転職をすればいい。

 しかし日本には妙な慣習がある。新卒で就職しなければ人生終了という風潮、転職者は根気の無い雑魚だと思われる風潮…。

 誰もが転落する恐怖を抱えている。一度入った仕事は辞めようとしない。苦しいけど我慢するしか無い。もうすでに「仕事が好きじゃない」が始まっている。

 自分は無職、アルバイト、契約社員とやってきたが、この中ではアルバイトが一番割に合わない。

 1時間拘束されて貰える賃金は数百円。社会保障も無し。過去に記事で書いた(無職に苦しい「国民年金」)が、時給825円のアルバイトが20時間働いた額は年金保険料で消えてしまう。

 こんな端た金では人手不足になるのも当たり前だろう。どう考えても割に合っていないのだから。

 本当に人の手が必要な仕事は賃金を上げるべき。ただガムシャラにモーレツに働いても意味はない。

 日本人の仕事に対するモチベーションは深刻だ。増え続ける消費税、高齢化社会、働いても報われない現実が目の前にあって、若者のやる気を削いでいる。

 中国人労働者が増えているのが何よりの証拠だろう。日本語を勉強して働きに来ている彼らのモチベーションは計り知れない。

 上の記事では長時間労働を是正する『ワーク・ライフ・バランス』にも否定的だ。長時間労働で私生活が侵害され、仕事に影響が出ないように仕事と生活のバランスを取りましょうという方策である。

 ここでもやはり「仕事が好きじゃない」が前提になっている。好きじゃない仕事と好きな時間のバランスと取りましょうと解釈できる。

 動画配信サイトで活躍する有名人などの影響で、好きなことで生きていきたいと思う人が増えている。子供のなりたい職業ランキングに「ユーチューバー」がランクインするようになった。

 「夢がユーチューバーなんて馬鹿じゃね」と思うのは大人だけだ。子供はそういう稼ぎ方があると知っている。金を稼ぐ手段は日々変わっている。

 人生の何に力を入れるかは個人の自由。会社でガシガシと働ける人は働けばいい。会社が苦手で働けない人もいる。そういう人たちに労働主義を押し付けないでほしい。

 日本が衰退しているのは若者が怠け者だからではなく、上の人間が古い働き方をいつまでも変えられずにいるからだ。