TAKAGIの非正規ブログ

健常社会に疲れて休養中

35歳で転職できる人・できない人

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こんにちは、高木です。
もうすぐ35歳になることもあり「35歳転職限界説」の言い伝えを思い出しました。
今回はそれについて書きます。

「35歳転職限界」の時代は変わった

35歳が転職の限界---。そう言われる時代もありました。僕が一度目の転職活動をした8年前(2009年)と今を比べると、確実に転職市場が変化しています。

巻き起こる「長期勤続キャリア形成」旋風

リーマンショックの後、転職サイトでは9割以上の求人ページで同じ文言が書かれていました。それがこれです。

応募資格:34歳まで(長期勤続キャリア形成を図るため

どの企業も示し合わせたように34歳まで。但し書きも丸写しのように同じ。こういった日本人の右に倣えの体質が気持ち悪く、当時20代の僕は非常に腹立たしい気持ちになったのを思えています。この時には「35歳転職限界説」が見事社会に浸透していました。景気が悪くて年齢制限を掛け応募者をふるい落とすのが流行だったのです。「長期勤続キャリア形成」は免罪符の役割でした。ところが、最近では応募資格に年齢を記載する企業が減ってきています。何が起こったのでしょうか。

「◯歳まで」が「実務経験◯年」に

20代なら未経験でも転職できた時代は終わりました。最も重視されるのは実務経験です。今ではほとんどの企業が求人ページにこう書いています。

応募資格:実務経験◯年以上

これで未経験者の転職する道が完全に閉ざされてしまいました。応募資格に実務経験と書かれていたら未経験者はお手上げです。◯に入る数字は「2年」が一番多いですね。経験1年だと即戦力が来ないし、経験3年以上だと応募者が来ない。そのへんを考えての2年でしょう。どの企業も他企業で十分な結果を出したスーパーマンを欲しがっています。20代でも経験が無ければ門前払いの時代です。

買い叩かれる求職者

企業が転職者に経験を求めた結果、このような問題も起きています。

実務経験5年以上、でも時給1,000円

転職サイトを見ていると、たまに信じられない案件を目にします。応募資格に「実務経験5年以上」と書いてあるのに待遇は時給1,000円アルバイト。どこまでも経験者を馬鹿にしている企業が実際に存在するのです。「◯◯経験者を優遇します」は「◯◯経験者しか採用しません」を意味しています。

企業が社員教育をしない

企業が未経験者の雇用を打ち切りました。それによって教育や研修をしない企業も増えています。もしくは経営悪化で中途社員を育てる余裕が無くなったのが原因とも考えられます。景気が本当に回復しているのか? と思わざるを得ません。大企業ばかりに富が回り、一般の企業は非常に苦しい経営を強いられている現実が分かります。新卒で入ってきた社員の教育ができているのかも疑わしいです。

転職できる人とできない人

社会的に健常な生き方をしてきた人は簡単に転職できるのでしょう。しかし、そうでなければ無間地獄にはまり込んでしまいます。

35歳でも転職できる人

  • 同業種の実務経験が3~5年ある人
  • 国家資格保有者
  • 営業経験者

実務経験が無いと20代でも転職できませんが、裏を返せば実務経験があるなら35歳を過ぎても転職は可能です。ただ、自分の仕事に満足している会社員は現状維持を好むので、意識が相当高くないと転職はしないと思われます。

国家資格を持っている人は職にあぶれる可能性は低いです。薬剤師など引く手あまたで、やはり何百万も掛けて取得した免許は強いです。正社員でなくとも生活に困らない程度の収入は保証されます。

年齢や経歴に関係なく転職できるのは営業です。僕は営業経験がありませんので関係ない話ですが、営業の仕事を転々としている人を知っています。仕事を辞めてもすぐ転職を決めています。それだけ人の入れ替わりが激しいんですね。

35歳で転職できない人

  • 希望業界での実務経験がない人

一言で言うとこれです。20代でも30代でも40代でも実務経験がないと転職は不可能。そんな時代になってしまいました。雇用の流動化どころか新卒至上主義がますます幅を利かせる社会になるでしょう。会社員以外の生き方を探すか、日本を去るか、考えなければいけません。

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転職できない人はどうすればいい?

35歳を過ぎても過ぎなくても、未経験で異業種に転職するのは今や不可能。そういう場合はどうすればいいのでしょう。

未経験でも可能な仕事を探す

業界業種未経験でも転職に寛大な仕事はあります。例えば

  • 飲食店
  • 企画営業
  • 不動産会社
  • 学習塾
  • ◯◯アドバイザー

飲食店は仕事が激務すぎて常に人が足りていません。不規則な労働時間、休憩時間なし、立ちっぱなしと肉体的にも精神的にもハードな仕事です。3年以内の離職率が6割を超えると言われています。仕事中に倒れてそのままリタイヤするケースも。

企画営業は飛び込み営業を知的にカッコ良く言い換えたものです、以上。

学習塾学塾は個別指導塾や英語学習塾も含んでいます。小さい塾は生徒集めから広告の作成、保護者対応、進路指導、講師の面接や給料管理などで大変です。英語学習塾は一から教材作りをさせられるなど良い評判は聞きません。

◯◯アドバイザー・・・何をやっているのかイマイチ謎に包まれた職業です。というのも種類が多すぎるのです。キャリアアドバイザー、婚活アドバイザー、住宅アドバイザー、リフォームアドバイザー、消費生活アドバイザー、整理収納アドバイザー、ファッションアドバイザー、ジュエリーアドバイザー、着物アドバイザー、クッキングアドバイザー、サプリメントアドバイザー・・・。相当分野に長けていないと務まらない専門職に思えますが未経験でも割と採用しているようです。

職に困らない資格や免許を取る

先に触れた薬剤師免許や医師免許など、仕事に困らない免許を取得して仕事にありつく道もあります。しかし目の前の仕事を探さなければならない人が莫大な学費を払って大学に入り直すのは現実的とは言えません。

一生アルバイトで生きる

政府が労働者の非正規化が進めていて、もう正社員の椅子は足りません。非正規化が進むと、それだけ正社員の責任が重くなります。正社員でも地獄、非正規でも地獄。それなら責任のないアルバイトで生きる人生も気楽なのかもしれません。ただし、結婚や子供は諦めなければいけません。

インターネットを使って仕事する

僕の知り合いに転売で生活をしている人がいます。品物を仕入れてきてヤフオクや海外オークションで売り捌いてます。梱包や発送も自分でやっているようです。高く売れる商品を見極めつつ数百円、数千円単位でコツコツ利益を得なければならないため、ビッグチャンスで一発逆転というタイプの仕事ではありません。

まだ見ぬ新しい稼ぎ方を探す

働き方や稼ぎ方は時代とともに変わっています。ブログやユーチューブが始まった時に金稼ぎのツールになると誰が予想したでしょうか。10年、20年も経てば考えられない方法で所得を得る人が現れるかもしれません。思いついたらこっそり僕に教えてください。

おわりに

色々書きましたが、結局即戦力が求められるのは変わってません。そして35歳以上の転職者は昔と比べ増加しています。「35歳転職限界説」が崩壊した影響です。年齢制限が無くなり、30代40代の即戦力がどんどん転職をしています。逆に、即戦力にならない求職者の現実は厳しさを増しています。20代でも未経験の業界に転職ができなくなり、新卒カードの価値が高騰するでしょう。気軽に職を変えられない社会であるがゆえ、労働者は辛くても退職に踏み切ることができません。人生の方向転換がとても難しい。そんな現状を憂いながら今日もブログを書いています。