幸せ科学研究所~非正規ブログ~

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精神障害者と就労

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 ツイッターでフォローさせて頂いている「わかり手」さんが、5月1日のAmebaTVに出演し「精神障害者と就労」について話をされていました。
 わかり手さんは悩みを抱える人たちの繋がりを目的としたサイト『メンヘラ.jp』の管理者です。

 今日は障害者雇用のこと、番組を見て思ったことを書きます。

障害者雇用促進法

 日本には障害者雇用促進法という法律があります。

 民間企業では従業員に占める身体障害者・知的障害者の割合を法定雇用率2.0%以上にするよう義務付けられています。

 従業員50人であれば1人以上の身体障害者または知的障害者を雇用しなければいけません。

 法定雇用率以上の障害者を雇用しない企業には納付金が課せられます。

 これは、障害者の雇用で発生する職場環境の整備における経済的負担への配慮、そして障害者を雇用していない企業との公平を図る意味で設けられている制度です。

 障害者を雇用する企業は助成金を受け取ることができます。

2018年から始まる新しい障害者雇用制度

 現行の法律では、精神障害者は法定雇用の対象になっていません。対象になるのは身体障害者と知的障害者だけです。
 2018年からは、精神障害者がこの法定雇用の対象になります。従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者が法定雇用率以上の割合で雇用されるよう義務付けられます。

厚生労働省が定める「障害者の範囲」

 厚生労働省のホームページでは以下の通り定義されています。精神障害者であれば「手帳」が必要になります。

《「障害者」の範囲》

 障害者雇用率制度の上では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所有者を実雇用率の算定対象としています(短時間労働者は0.5人カウント)。

 ただし、障害者雇用に関する助成金については、手帳を持たない統合失調症、そううつ病(そう病、うつ病を含む)、てんかんの方も対象となり、またハローワークや地域障害者職業センターなどによる支援においては、「心身の障害があるために長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な方」が対象となります。

「障害者の雇用を義務付ける必要があるのか」という見方

 番組内で、出演者の方がわかり手さんに「精神障害者の人たちを無理に働かせる必要があるのか」という内容の質問をしました。

 僕自身もこれまで職場での人間関係が上手くいかず、毎回誰かと揉めては職場とケンカ別れする経験をしてきました。

 仕事は出来るようにならないしコミュニケーション能力も低い。きっと自分は障害者なんだろうと落ち込んでは労働意欲を失うようになり、障害者が働くこと自体に否定的になっていました。

 障害者は働いても辛いばかり。仕事なんかしないほうが幸せなんだ、と。

 わかり手さんの答えはこうでした。

「精神障害者には働きたい人が沢山いる」

自分の視野の狭さに反省しました。

健常者と同等の扱いが精神障害者を苦しめる

「精神障害者の場合、普通の人と同じに見られることがハードルになってしまう」

 わかり手さんの言葉で凄く印象に残った言葉です。

 精神障害の理解が進まない最大の理由が障害が目に見えづらいことであり、精神障害者を健常者目線で判断すると「何でそれが出来ないんだ」「どうしてそんなことをするんだ」と軋轢が生まれます。

 僕は仕事で「普通はそうするでしょ」と何度も怒られました。そう言われるたびに「普通って何やねん。普通なんて知らんわ」と納得できずイライラしていました。

 わかり手さんはまさに僕が感じていたことをテレビで言ってくれました。

 精神障害者に必要なのは健常者目線での接し方ではなく、配慮のある接し方だと。 

 2016年に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施行から、合理的配慮という言葉をよく聞くようになりました。

 簡単に言うと負担になりすぎない程度の配慮のことで、主に障害者や特別支援教育を要する子供に対して使われます。

 精神障害者が働く上で、この合理的配慮は絶対に必要な考え方です。健常者レベルで精神障害者に接すると、必ずプレッシャーで潰れてしまいます。

障害者雇用で障害者問題を解決する

 精神障害者の人は「変なやつ」「イライラするやつ」「空気の読めないやつ」と思われがちです。

 集団から疎外されて居場所を失い、学校や職場で孤立する場合が多いです。政府が実施する障害者雇用対策を通して合理的配慮の考え方が健常者に浸透していけば、障害者理解が進み、障害者差別の解消にも良い効果が出ることを期待します。

おわりに

 ツイッターのフォロワーさんがテレビ出演すると聞き、初めは単純な興味だけで視聴しましたが、次第に真剣な顔になって画面を見つめていました。

 仕事で失敗して自分が精神障害者なのではないかと悩んだ日々。

 障害者が働いてもどうせ不幸にしかならない、障害者年金で暮らすのが幸せじゃないかと思っていましたが、わかり手さんの話で障害者雇用に対する考え方が大きく変わりました。

 本当に真摯な気持ちで障害者問題に向き合っている方なんだなと感じました