非正規ブログ ~幸せになりたかった~

幸せになりたかった30代独身異常男性の日記

横浜・東京・ドラクエウォークの旅 後編

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人生最後の旅に出る

前編はこちら

横浜スタジアム初観戦

人生初の横浜スタジアムだ。今日あたり、横浜DeNAベイスターズの逆転優勝が決まる試合になるだろうと踏んでいたが、優勝マジック4が点灯していたのは読売ジャイアンツのほうだった。

屋外観戦は2015年の神宮球場以来である。三塁側の内野席、ベイスターズファンとジャイアンツファンが混在している。初回から両チームに点が入る。おれの座った席は隣が二席空いていた。開放感があるからこのまま誰も来ないでほしいと思っていた矢先、黒髪の若い長身女性が一人、その空いている席(ふたつ隣)に座った。こんな若い子が一人で横浜スタジアムに…???

関西から来た気持ちの悪い中年男性は、チラチラと女性の様子を気にしていた。どうやらベイスターズのファンのようだが、いまいち楽しんでいる様子がない。ほどなくして彼女は席を立って姿を消してしまった。試合のほうは、ベイスターズの先発投手・平良拳太郎が早々に試合をぶち壊し、ジャイアンツのワンサイドゲームになっていた。

20時を過ぎた頃、例の長身黒髪女性が帰ってきた。男を連れて。やはり"そういうこと"だったか。すると、さっきまで携帯をいじりながら黙っていた女性の態度がガラリと変わり、ギャーギャー騒ぐ迷惑な女になっていた。「グギギ…ギギギ…」歯ぎしりをしながら楽しそうなカップルを見ないようにする独身異常男性が横にいた。

横浜DeNAベイスターズは、5本のホームランを被弾して敗戦する。

人生最後の旅・2日目

翌日、10時にホテルをチェックアウト。東京近郊鉄道図を確認して、横浜駅に戻ることにした。わざと遠回りをしたり、来た道と違うルートで戻るのが楽しい。パズルのピースが埋まっていく。見知らぬ土地と位置ゲー(ドラクエウォーク)は相性がいい。迷いながら間違いながら、横浜駅に着いた頃には12時を過ぎていた。

八王子行きの電車に乗って相模原へ向かう。「相模原パークレーンズ」という有名なボウリング場を見てみたかったのだ。2ゲームだけ申し込んで、休憩とスマホの充電をしながら過ごす。

有名ボウリング場の割には客が少なく「こんなものなのか?」と思って帰ろうとしたところ、下の階ではプロチャレンジが始まっていた。背中に名前をプリントしたシャツを着たガチのアマチュアボウラーたちが大勢いる。その熱気に、しばらく立ち尽くしていた。

何も考えずに過ごしていると、時間の流れがとても早い。これからドラクエウォークのために東京へ行かなければならなかったので、東京方面の電車に乗り込んだ。八王子みなみ野駅を通り過ぎる。ラジオ番組を持っておられるフォロワーさんのホームグラウンドだ。

さらに進み、東京・中野駅にやってきた。今日はフォロワーさんがこの近くでイベントをやっておられるはずだ。自己紹介なしで来てくだすっても構わないと言っておられたが、何の前触れもなく行くのも怪しいし、いきなり「ワッ!」とサプライズをかけられるほどのコミュニケーション能力が無かった。この一歩を踏み出せない弱腰が、非正規人生になってる原因だと知っているのに……。

夜の東京を歩く

新宿駅に到着。うっ頭が…。ここで素早く大江戸線に乗り換える。目的地は東京タワーのある赤羽橋駅。ドラクエウォークのためだけに東京まで来るなんて常軌を逸している。しかしこの異常性もまた人生最後の旅なのだろう。東京タワーに近づいてご当地クエストをクリア。ただ、それだけだった。

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根がどこまでも冒険家気質なため、赤羽橋と違う駅に乗って帰るつもりでいた。ここから歩いて行けそうで、かつ安い電車賃で東京駅まで行くには……ふむ、JRの浜松町駅がよさそうだ。朝も昼も夜も歩きっぱなし。何なんだこれは。いったい誰がこの努力を評価してくれるのだろう。誰も知らない40,000歩のストーリーがここにある。

さようなら、人生最後の旅

バスの出発時刻は23時40分だったが、22時には東京駅に着いていた。バスに乗り遅れると冗談では済まないし、過去の失敗から乗り場を間違える可能性が十分にあった。そしてやはり、アホなので今回も道を間違えてしまった。ドラクエウォークとグーグルマップを代わる代わる開いていたせいでGPSが異常動作を起こしていたのだ。スマホに頼りすぎるとコレが怖い。何とか間に合ってバスの乗り場にたどり着くことができた。

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土曜日ということもあって、乗り場はとても混んでいた。みんな人生最後の旅に出る人たちの顔をしている。バスに乗り、東京から大阪へ帰ったのは翌日の6時半だった。相変わらず大阪の街はごみだらけだった。またこの臭い場所に帰ってきたんだなと、ひとり静かに大阪駅へと姿を消した。